フリーランスをやってみてわかった税金や収入などのお金に関するあれこれ

独立開業のノウハウ

収入は増えるけど支出も倍以上かかる!

※本記事は2017年11月25日に投稿した「フリーランスになるための準備(事業準備編〜お金のあれこれ〜)」を再編集したものになります。

どうも、合同会社Celalinkの代表をやっているヤナイ(@yusuke_celalink)です。

「フリーランスって儲かるんでしょ?」
「フリーランスの税金って何があるの?」
「実際フリーランスのお金事情ってどんな感じ?」

独立してフリーランスになることを考えている人は上記のように思っている人は多いのではないでしょうか?

私が実際にフリーランスとして活動した経験をもとに、フリーランスの懐事情や税金などについて
書いていこうと思います。

私のフリーランスとしての事業内容は下記の通りでした。

  • ITエンジニアとして客先常駐で一ヶ月単位の支払い
  • 従業員は雇わずに1人で事業を行っている
  • 案件の掛け持ちはしていない

同じような環境の人には参考になるかもしれませんが、フリーランスの事業は人によって内容が大きく
異なるので、必ずしも参考になるわけでないということを念頭に置いておいてください。

2008年に起きたリーマンショックと同じような状況がまたやってきた時に真っ先に契約を切られてしまうのはフリーランスの宿命かもしれません。

2020/04/09 追記
まさに現在、新型コロナウィルスの影響で多くの方が契約終了となったり苦労されている状況が続いています。
私自身、独立した2017年時点ではリーマンショック以上の経済に影響を与えることはないと思っていたの
ですが、実際に起こり得る事態なのだなと改めて実感しました。

それではフリーランスの懐事情の本題に入っていこうと思います!

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会社員の頃に比べて支払う義務があるものが多すぎる

フリーランスになると報酬として売上が発生するのですが、多くの人がイメージされているのは
「報酬(売上)=給料」という構図ではないでしょうか?

例えば毎月60万円の売上が入ってくるとした場合、20万〜30万程度は税金やら国民保険の支払いで
消えます。

それでも30〜40万残るわけですが、ここからさらに通勤費や住宅手当に該当するものも全て支払います。
ただし、フリーランスに転向した初年度は前年のサラリーマン時代の収入から計算されるので
比較的支払いは少なく済む傾向があります。

本番はフリーランス2年目くらいからは保険料も税金も結構エグいものになっていきます。
節税の勉強が必要とよく言われるのもこれが原因になります。

平均的には売上から3割〜4割引いた額が給料に該当する金額だと考えて置くとわかりやすいです。
確定申告などの税金は年に1回払うので、税金支払のための貯金も必要になります。

税金や国民保険の支払い

会社員で給料を貰っていた際には会社が保険料の半分を出していたり、源泉徴収として税金を勝手に差し引いてくれていました。
フリーランスになったら税金関連は全て自分で支払う必要があります。

フリーランスが支払うものは下記の通りになります。

  • 国民健康保険:毎月(一括支払い可)
  • 国民年金保険:毎月(一括支払い可)
  • 住民税:3ヶ月毎(一括支払い可)
  • 所得税:年1回(毎年2月〜3月の確定申告時期)
  • 個人事業主税:年2回(8月、12月)
  • 消費税(売上1000万超えた場合に納税義務が生じる)

これらの支払いは郵送で送られてきますので、送られてきた書面をコンビニなどで支払うか銀行振込で支払います。
年金は三ヶ月毎・半年・年払とそれぞれ納付書が入っているので、自分にあった支払いをすればOKです。

住民税は3ヶ月毎の支払いになります。
所得税・個人事業税・消費税に関しては年1回払いになります。

所得税と個人事業主税に関しては会社員では無縁だったと思いますが、フリーランスになると必須に
なります。
所得税と個人事業主税の金額に関しては毎年行う確定申告で金額が確定します。
年間の利益によって確定します。

消費税に関しては1年間の売上が1000万円を超えなければ免除されます。
ここで言う消費税が我々が普段商品を買った時に払っている消費税でなく、自分の事業で得た消費税です。

売上が毎月100万(税込)と毎月100万(税別)だとどちらも年間1000万を超えるので
消費税の支払対象となりますが、収めた後の金額は全然違いますよね?
なので、年間売上が1000万を超える見込みがある方は消費税も頭に入れておく必要があります。
フリーランスでバイトなど従業員を雇って仕事をするとあっという間に超えます。

住民税に関しては住んでる地域と年収によって変わってきます。
住民税の金額を検索すると各都道府県で記載があったと思いますので調べてみると良いと思います。

国民健康保険料などは問い合わせすれば目安の金額を教えてもらえるらしいです。
(すいません、私は問い合わせたことがないので聞いた話のみです。)

会社員時代に当たり前にもらってたアレも支出の対象に!

多くの方は通勤費を会社から支給していただけてるのではないでしょうか?
自宅から勤務地が遠い人に関しては結構な額になる人もいるでしょう。

必ずしも希望する現場が近いとも限らないですので、手取金額という意味ではかなり少なくなる
可能性もあります。
「勤務地が近い」とか「自宅で作業できる」という人にとってはあまり影響はありません。

通勤費は経費で計上して税金を安くすることは可能です。
しかし、無料になるわけではないですし、税金は年1回払うために毎月高い交通費を払っても
売上が少なくて結果的に稼げてない。。。なんてこともあります。

もしも出張があるような現場だとしたら出張費は出してもらえるのかよく確認しておかないと、
いざと言う時にお金がなくて困る、、、なんて状況が発生する可能性があるのもフリーランスの宿命ですね。

他にも細々した出費が地味に増えていきます。
私のように現場に出て仕事をする場合、面接に行くための交通費だったり、
契約の送付で封筒やら切手買ったりします。

1個ずつ見るとは微々たる金額ですが、しっかり経費に計上して少しでも税金対策しないと勿体無いです。

自己啓発にもお金をかける

これに関してはあくまで個人的にオススメしているだけであって、必須事項ではありません。
会社員の頃から積極的に本を読んだり、セミナーに自費で参加している人はあまり影響ないです。

ITエンジニアだと技術の進歩が早いので、色々書籍を読んで勉強する機会は多いと思います。
フリーランスになると経理的な業務も増えるので勉強する時間が減ってやる気がなくなることもあります。
エンジニアの知識だけでなく、経営の知識なども勉強した方が良いと思う時がきます。

常に情報のアップデートするために本や新聞などから知識を増やすためのお金の使い方を
しているフリーランスの方も多いので、そうした啓蒙活動にもお金を使うと良いでしょう。

仲間のフリーランスを見つけるという意味でも飲み会やセミナー参加などにお金を使う人もいます。

ちなみに私の場合は主に飲み会ばかりですが(笑)

まとめ

実際にフリーランスになってみてお金に関しては想像しているよりもシビアな問題だと感じました。
結果的には会社員より収入は増えていますが、事業活動としての出費も多くなっています。

出費は減らすためには

  • なるべく売上は多く
  • 無駄な出費は減らす
  • 事業活動で出したお金はしっかり経費として計上する

当たり前のことを書いているようですが、結果的には基本的な部分が出費を減らす結果に繋がりました。

独立してから『こんなはずじゃなかった!』とならないようにフリーランスのお金事情について
参考にしていただければと思います!

それではまた。

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とりあえず社長でもやってみますか

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