スキルがあればフリーランスで食っていけるわけじゃない
※本記事は2017年11月25日に投稿した「エンジニアのスキルだけではダメ!フリーランスになるには体調管理も大事」を再編集したものになります。
どうも、合同会社Celalinkの代表をやっているヤナイ(@yusuke_celalink)です。
フリーランスのイメージと言うと技術力があればバリバリと仕事ができて食べていくイメージがあるかと思います。
しかし、2020年4月8日現在、日本だけではなく世界中で新型コロナウィルスにより社会に大きな影響が出ていることもあり、社会的にも健康に対する意識は非常に高くなっています。
エンジニアでフリーランスをしている人の中には契約が終了している人も多く、実際に病気になった時には売上が無くなるという現実を実感した人も多いでしょう。
独立してフリーランスや起業を考えている人はスキルと同じくらい、もしかしたら体調管理の方がスキルより重要なのかもしれません。
独立してから体調不良になると影響が大きい!
フリーランスや経営者には有給休暇がありません。
逆に言えばいくらでも休むことができますが、休んでいる間は売上がなくなります。
ITフリーランスで現場に出ている方だとほとんどの方が月◯◯時間〜◯◯時間といった契約で仕事をしているかと思います。
あるいは自宅で受注しているしている方は請負としてプログラムを納品しているのではないでしょうか?
予期せぬ体調で契約時間に届かないとか、納期が近いから高熱でも間に合わせないといけないなどの状況になった場合、仕事に関わっている多くの方に迷惑をかけることになります。
新型コロナウィルス騒動を例にすれば、自分が新型コロナウィルスにかかった場合は職場が閉鎖する状況になります。
もしも閉鎖になった時に、相手の事業まで止めたら最悪の場合、損害請求される可能性だった十分にあり得る話です。
会社員であれば有給休暇を使用することができるので、給料は保証されます。
自分が体調不良になって会社から損害請求されることもないでしょう。
(もちろん会社員でも休めない事情があったりもすると思いますが)
フリーランスや起業を志すとどうしてもスキル面や金銭面にばかり目が行ってしまいますが、体調管理をしっかり行うということも独立には必要不可欠なスキルになります。
独立したら体調不良で休めないの?
結論から言うと、しっかり休めるので安心してください。
ただし極力迷惑がかからないように配慮をする必要はあります。
お客様のオフィスに常駐して仕事を行っている方であれば、チームで作業していると思います。
体調不良で休むことを連絡し、お客様の許可さえあれば休めます。
しかし、ただ休むことを連絡するだけでなく、
- 自分の持っているタスクを共有する
- 引継ぎ事項を共有する
- 体調不良の症状から明日は出社の可否の見込み
などの状況も伝えることを忘れないようにしてください。
体調不良以外でも計画的に休暇の予定がある場合もお客様と合意を取れば問題なく休めます。
ものすごい炎上しているとか、お客様が意地悪(?)でない限りは許可してもらえます。
少なくとも私が独立してから3年間、色々なお客様のオフィスで開発をさせていただきましたが休みが取得できなかったケースはありません。
体調不良の時と同じように休む前には情報の共有を忘れないようにしてください。
一方、時間契約でなく『成果報酬』で自宅で仕事をしている場合です。
こちらは先程書いた『常駐案件』とは少し異なります。
なぜならば休むかどうかは誰かに同意が必要なわけではなく、自分自身で決めれるという点です。
休んで納期に間に合えば良いですし、間に合わなければやはり働かなくてはいけないです。
お客様と相談して納期を延長できればラッキーといった所でしょうか。
しかし、実際はなかなかOKと言ってくれるお客様も少ないかと思います。
それこそ、新型コロナウィルスのように社会に影響を与えている病気だったり、身内の不幸などの理由であれば融通は聞いてもらえます。
あなたがもし発注元であったら、相手の都合で納期が遅れることに対して気軽にOKと言うでしょうか?
独立して仕事をするということは、会社員と働くことより仕事に対しての意識やお客様への配慮が必要になります。
どんなに体調管理してても体調は悪くなる
インフルエンザの予防接種をしてもインフルエンザにかかる人もいるし、
毎日健康に気遣っている人でも風邪をひきます。
100%風邪をひかないという人はほぼ0%でしょう。
- 体調管理も重要なスキルのひとつとして認識する
- 独立したら仕事最優先で休んではいけないというわけじゃない
- 自分が休んだ時は仕事に関連する方々に配慮を怠らない
是非とも上記のポイントを抑えておいてください。
これができる人はスキル以上の価値でお客様からの信頼を得られます。
体調管理には普段から体調が悪くならないように心掛けることと、体調が悪くなった時には少しでも早く体調を回復させることを優先するべきです。
体調不良の日が多いと「あの人は仕事はできるのにすぐ体調を壊して休むから困る」といったマイナスな印象を与えてしまいます。
体調が悪いと必然的に作業効率は悪くなるし、周りに移して二次感染、三次感染と被害を大きくして結果、お客様に迷惑をかけることにも繋がります。
2020年4月現在に猛威を奮っている新型コロナウィルスを考えれると、感染拡大の恐ろしさが身にしみた人も多いでしょう。
エンジニアとして独立てから自分の価値(報酬)を上げるために人間関係も意識する必要があります。
周りに迷惑をかけない、そして自分自身の売上を守るためにも体調管理も立派な仕事でありスキルの1つになります。
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