私が独立して失敗する不安があったのに独立を選択した理由

独立開業のノウハウ
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エンジニアのフリーランスは不安!それでもITフリーランスを決意した理由

※本記事は201711月8日に投稿した「エンジニアのフリーランスは不安!それでもITフリーランスを決意した理由」を再編集したものになります。

どうも、合同会社Celalinkの代表をやっているヤナイ(@yusuke_celalink)です。

「会社という組織生活に疲れた」
「仕事に自由を求めたい」

社会人としてキャリアを積んでくると上記のように考える人も増えてくるのではないでしょうか?
この気持から独立するという考えを持つ人も実際のところ多いです。

社会人になったばっかりの時は社会の生活に慣れるのに精一杯で、目の前の仕事に余裕もありませんが、時が経つにつれて、自分のキャリアプランを見直す時期がやってきます。

あなたがもしも学生で、今まさに就職活動をしているという方は先輩達から、上記のような愚痴を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか?
学生から起業を決意する人もいるでしょう。

今回は私がどうして独立することを選択したのかを書いていこうと思います。

私は独立する際に

  • フリーランスは実際どうなのか?安定することはできないのか?
  • 独立したら1人ですべてをやっていけるだろうか?
  • 独立して仕事がなくなったらどうしよう

そんな数ある不安があるのに、私が独立してITフリーランスを選択した理由について書こうと思います。

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当時、私は組織に疲弊していた

会社という「組織」に属することが辛かった

沢山の人が会社員として働いていると思います。
社会人として組織に属して働くというのが通常のことですし、それが当たり前なのだと思います。

実際にこの記事を読んでいるあなたも「何言ってるんだこいつ」と思われることでしょう(笑)
一応、誤解が無いように言っておきますが「団体行動ができない」「非協力的な奴」と言うわけではないです。
実際に独立したフリーランスの人や、起業して経営者になった人達もコミュニケーション能力の点では会社員よりも優れている方が多いです。

そして実際に独立する人は私と同じように組織に馴染めず独立したという方も結構多いです。
独立して自分で新たな組織を作るというのも不思議な話ですが。

そんな組織が苦手と言っている私も10年以上は会社員として働いていました。
10年間で3社の企業を見てきましたが、どこに行っても独自の組織体にストレスを感じずにはいられませんでした。

組織の何が辛いのか

私が特にストレスを感じていた不満点は以下の内容になります。

  1. 定期的な(概ね3ヶ月毎や半年毎)上司との面談
  2. 謎の組織改編
  3. 突然のルール変更
  4. 給料の判定基準

まず1番目に関しては苦痛とは言え、評価してもらうために仕方ないことなのでわかります。
私自身も起業して従業員を雇うとしたら必要です。

ただ、この面談をするまでに準備する資料作成などの労力を意外と使う事が多く、面談のために残業するといったことが辛かったです。

当時の同僚と飲みに言っても皆不満は言うものの、どうしようもないという感じでしたからね。
私は実際に上司にもっと良い方法を色々提案したりもしましたが、上司ですら『仕方ない』で片付けられてしまったので、すぐに私自信も諦めてしまいました。

2番目と3番目に関しては関連してる部分があるのですが、

「来月から◯◯部に変更になりますが、業務は変わりません」
「来月から△△のルールは変更して、××でお願いします。但し、△△でも受付けます。」

え、何も変わらないんだったら今までで良くない?
それ偉い人が時間かけて議論した結果なの?ってか何のための会議だったの?

正直、現場を混乱させるような決定が突然やってきたりする連絡って迷惑ですよね。
致し方ないことも今となっては少し気持ちはわかります。
独立して、将来的に自分でも組織を作ることを考えると、人事的な都合など色々あるでしょう。

でも伝え方1つで納得できることも色々あると思います。
私のいた職場ではあきらかに社員のモチベーションが減る決定事項が幾度なくありました。

これものすごいストレスでしたね・・・・

最後の4番目に関しては単純に「俺、あいつより評価低いの?」もあれば、
「あの人、すごい頑張ってるのに給料安いんだ。。。」と言う誰しも感じたことのあるやつですw

同じように、自分がどんなに頑張っても定年までになれる役職はあそこまでかな、、、と上が見えてしまうのも夢がなくて嫌だと思いました。

組織の問題は独立の引き金だったが、チャレンジ精神が独立を後押しした

「組織の問題が無ければフリーランスにならなかったですか?」
と、知り合いに質問されたことがあります。
結論から言うとNoです。

やっぱり会社員と言うのはものすごい安定しているし、給料が安くても人間らしい生活が出来ていれば楽です。
独立してからどんどん会社員の良さにも気付きました。
しかし、私にはやっぱり独立して良かったと感じています。

私がフリーランスを決意した理由について書いていきます。

自分自信で本当にやってみたい仕事をしたい

エンジニアの方だと1つのプロジェクトに長く在籍する人も多いでしょう。
1つのプロジェクトの在籍年数が長くなると、運用の都合もあり新しい技術や手法を取り入れることが難しくなることが多いです。

もう少し正確に言えば、自社サービスの開発を行っている方であれば都度新しいチャレンジをできる環境に恵まれると思います。
新しいプロダクトの開発の時点で技術選定を行ったり、テックリード(技術リーダー)が先導してくれる会社であれば常に新しいことをチャレンジしているからです。

しかし、受託案件やSESのような派遣業では、様々な技術を使用することよりも安定性を重視します。
もちろん学習コストなんてかけれません。
運用のことを考えたり、プロトタイプの作成も工数的な観点で難しいと思います。
また、大手企業になるとウォーターフォールモデルの開発が主流になるので、なかなかアジャイル開発のようにトライ&エラーで試すことができないという環境も未だ数多く存在します。

特にベンチャー企業では新しい技術や手法を取り入れる事が多く、短期間での仕事も多くあります。

ある程度プロジェクトが終了に近づいて運用がメインになったり、いつまでも炎上しているプロジェクトに時間を割くよりは自分のスキルアップを積極的に行いたいという気持ちが強かったのがフリーランスになる大きなメリットだと思いました。

改めて「組織」を外から見たい

フリーランスになろうと思ってからは、「どうせやるなら起業したい」と思っています。
起業するということは自分が嫌いだった「組織」を作ることです。
良い組織もあれば悪い組織もあります。
こういったのを目にする機会は色々な現場に出ることができるフリーランスの強みだと考えています。

2020/04/11 追記
2019年5月に無事企業することが出来ました!!
独立して満3年経ちましたが、とてもありがたいことに良い組織を作っている企業を見ることもできましたし、独立当初よりもさらに沢山の方とお話させて頂く機会が増えました。

やはり会社ごとに組織のあり方が全然違うので、私自身の考える理想の組織を作っていくことが今後の目標になります。
引き続き、皆様に応援されて愛される企業にしていきたいと思いますのでよろしくお願い致します。
一緒に仕事してくれる仲間も随時募集しています!!

経営活動をしたい

将来的に起業することを目指す上で、自分で「営業」「会計」「人事」など会社で行う作業を自分ですべてできるようにしたいと思っています。
フリーランスも個人事業主という名の経営者です。
人を雇うことももちろんできます。
将来的に繋がる勉強をフリーランスから初めたいと考えたのも独立の大きなきっかけの1つになりました。

会社員で自分の仕事をしていると、他の部署の仕事って何してるのかよくわからないって人も多いのではないでしょうか?
何がどういう風に大変なのかは経験してみないとわかりません。
自分で本業だけじゃなく経理や総務的な仕事をすることで会社がどのように回っているのかを勉強したいと考えました。

一回全てを自分の目で見るためにはフリーランスが最適と判断しました。

2020/04/11 追記
当記事をかいてから2年以上の歳月が過ぎ、働き方改革など社会的な動きが加速したこともあり、昔より業務の平準化や組織内の壁を壊していく会社も増えたように感じます。
必ずしも自分で会計などを入力しなくともアウトソーシングすることも可能です。
しかし、私は事業に関わることはすべて自分ひとりで今でもやっていますが、良い勉強をしながらここまでやってこれたなと感じています。
今後はもっと大きい組織を作っていけるようにがんばります!

独立を考えている人へ

2020/04/11 追記
最後のまとめの内容がだいぶ古い話になっていたので「独立を考えている人へ」という内容で改めて書き直すことにします。

当記事に書いた通り、私だけでなく独立を考える多くの方が何かしらの不満や、より自分を高めるためだったり様々な理由があると思います。

私は現在、自分で会社を立ち上げることができましたが、フリーランスも起業も始めるだけならものすごく簡単にできてしまいます。
特別な知識や能力も必要ありません。
必要な書類を準備すればあとは事業をおこなうだけです。
ここまでは誰でもできることですが、「事業を継続させること」は例え1人でもあっても非常に難しいです。

独立した後に立ちはだかる壁は会社員とはまったく質の異なる部分で立ちはだかります。
それでも私は独立して良かったと思ってます。

独立を考えている人には様々な困難が立ちはだかっても相談できる相手や、解決できる知識を学んでいく気持ちを忘れないようにしていただければと思います。

私は独立する人を応援しているので、不安なことや聞きたいことがあったらいつでも連絡くださいね♪

それではまた。

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