独立することを決意したら最終チェックとして独立理由を再確認すべし

独立開業のノウハウ

どうも、合同会社Celalinkの代表をやっているヤナイ( @yusuke_celalink )です。

「とりあえず起業してみるかー」なんて軽いノリで初めてしまった事業ですが、今思うと沢山準備しておけばよかったと後悔することが多々あります。

良い経験になってはいるものの、同じように困難な道を進まないように失敗しないための事業準備は大事かなと思っています。

今から事業を始めようと思っている人に「先にこれは確認しておいた方がいいよ!」ってポイントをお話しようと思います。

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それって本当に事業を始める必要ある?

独立しようと考えている人には色々な思いがあると思います。

例えば

  • 自分のスキルをもっとアップさせたい
  • 給料が安すぎるから独立して稼ぎを増やしたい
  • 組織のしがらみが辛い
  • 副業が儲かってきたから独立したい
    など、さまざまな理由があると思います。

でも一旦落ち着いてもらって
もしも上記の理由だとしたら、一旦落ち着いて考えてみた方が良いです。

上記の例を1つずつ見ていきましょう

自分のスキルをもっとアップさせたい

どうしても会社員として働いていると

  • 残業が多くて毎日遅くまで働いて時間が取れない
  • 休日出勤が多くて時間が取れない
  • 新しいスキルを身につけたいけど在職中の職場ではできない
    なんて声を聞きます。

事業を開始すれば自分のスキルを伸ばすことも増やすこともできると思います。
ただ、仕事をする上で実績がかなり物を言います。

もしも自分が家を建てる際に、経験豊富なベテラン大工さんと、
まだまだ発展途上の中堅大工さんがいたらどちらに依頼しますか?

スキルをアップすることが第一目的だったら転職してしっかりスキルを磨く
あるいは忙しい生活の中で1分でも勉強するクセをつけた方が良いです。

偉そうなことを書いてるので「ヤナイさんは最初からスキルが高かったんですね」と
思われるかもしれませんが、この理由で失敗している人です笑

そして何よりも独立すると経営の勉強に時間を取られます。
税金のことだったり、開業の手続きだったり、、、、

給料が安すぎるから独立して稼ぎを増やしたい

独立すると会社員よりも大きい金額を扱うことになります。
しかし、多くの人が勘違いしているのが「売上 = 給料」です
これは大きな間違いなので要注意です!

例えば年間売上が仮に1000万だったとします。
ここから諸経費や税金、国民保険や年金などさまざまなものを差し引いて残った金額が年収になります。
所得税(フリーランスの場合)・法人税(法人の場合)は売上によって変わるのと、それぞれ税率が違うので
具体的な割合は調べてもらうとして、おおよそ3〜4割は持っていかれると考えておいた方が良いです。
いきなり1000万にたどり着ける方もそんなに多くないのが実態だと思います。

様々な事務作業が増えたのにも関わらず会社員の方が楽で同じくらい稼げた、、、なんてケースは山ほどあります。
今の会社で給料が上がらないのであれば、給料が上がる場所へ転職した方が圧倒的にメリットがあります。

組織のしがらみが辛い

会社は組織なので、どうしても人間関係だったり部署ごとの関係性とかいろいろなしがらみがありますよね。
フリーランスになればしがらみがなくなっていいなぁ、、、、
という気持ちはものすごくよくわかります。

私自身も実際に感じていました。最初の頃は、、、、

独立してから組織のしがらみは無くなりますが、お客様との関係構築は社内の人との関係を気づくより
圧倒的に労力を使います。
何かミスをすれば信用に繋がりますし、嫌なお客さんと出会ってしまった時にも誰にも鬱憤を吐き出すことが
出来なくなる環境になるのです。

人間関係は当たり外れもあると思いますが、おそらく皆さんが想像しているより大変になると思います。
ここはコミュニケーションが問われる部分ですので、向き不向きがあることを忘れないようにする必要があります。

副業が儲かってきたから独立したい

これは一番良い理由ですね!
副業が本業になってくれば俄然やる気も出てきます。

一点だけ注意しなくてはいけないのは、副業が今後もちゃんと継続できる見込みがあるか?
というところです。
例えばブログ発信の副業で稼ぎが出てきた場合はSEOの影響を受けやすいですし、
動画配信で言えば、視聴者数を落とさずにいけるのか
そういった点も考慮していく必要があります。

事業をやるにあたって常にリスク管理を行う必要があります。
今の仕事がダメになった場合にどうするか?を考える必要が出てきます。

ただ、個人的には波に乗れている時はある程度リスク承知で進んでも良いかなと思います。
まずは事業を軌道に載せてからでも遅くはないと思いますが、頭の片隅に置いておくべきだと思っています。

色々と偉そうなことを書いたけど

結局の所、私は副業以外の3つ全てが独立した理由でした笑
独立当初はエンジニアとしての価値を売れればと考えていましたが、今は事業を大きくしてエンジニアの仕事は一緒に働いてくれるエンジニアを探してどんどん回していく方にシフトしたいと考えています。

最初に書いたとおり、自社の雑務をしながらエンジニアは結構大変ですし、私自身が何かしらの原因で働けなくなってしまった場合に完全に事業が止まってしまうのは良くないと考えているからです。

この辺の話はまた別途するとして、ここで伝えたかったのは『事業を行う』ことにこだわらずに、自分のやりたいことを叶えるためには独立以外の選択肢も忘れずに考えて欲しいということです。

『転職では叶えられない』場合に独立する

フリーランスや起業ってすごくかっこいいイメージを持っている人が多い気がします。
私自身もかっこいいイメージを持って始めたのですが笑

憧れだけで独立すると私みたいに苦労することも多いと思います。
独立する時に思ったのは「あぁ、書類作るだけで事業って始められるんだなぁ」ってことでした。
特にフリーランスは本当に簡単に始めることができます。

実際には結構泥臭い作業が多くて

  • 会社員以上に雑務が増える
  • 地道な営業や税金の計算など
    実は多くの独立した人は地道にやってるんだなと思いました。

そして上の方でも書きましたが、会社員は間違いなく『安定』しています。
手厚い保障も沢山あるので、『転職ではやりたいことが叶えられない』と感じたら独立することをおすすめします。

辞め時ルールを作る

だいぶここまで長くなってしまいましたが、最後に言いたいことは
『辞め時ルール』を作る
ということです。

事業を始めるのも終わらせるのも簡単です。(法人の場合はちょっと大変)
気がついたら資金が枯渇して生活もできなくなる状態が皆さんが想像する失敗だと思います。
しかし、これは最悪の失敗例だと私は考えています。

最悪の失敗を迎える前に、可能な限りプラマイ0の状態でやめる方が後は辛くないです。
成功している場合でも辞めるケースがあると思います。

例えば

  • 40歳まで続けられたら辞め時か判断する
  • 2年連続で売上が○%落ちたらやめる
  • 家族に迷惑がかかりそうなったらやめる
    など、理由は何でも良いです。

1個目のルールみたいに年齢のタイミングで判断するみたいなルールでも良いです。
一番危険なのは売上がどんどん落ちているのにダラダラと続けてしまうことです。
気がついたら事業を畳む以外の選択肢がない、、、という状況になるまえに終わらせる判断基準を持っておくと良いと思います。

私自身も結構毎年のようにルールを変えています。
「去年のルールは今年発生しなそうだから新しいルールにしよう」でも良いです。
勝ち逃げも悪くないですし、失敗した時のダメージを少なくすることも悪くないです。

本当に最悪、電車に飛び込んでしまう人も出てしまうのが怖いところです。
失敗したら一度身を引いて、再度チャレンジしたって良いのです。

せっかく独立するのであれば自分が楽しみながらやれるのが一番ですからね!

長くなってしまいましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。
それではまた!

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とりあえず社長でもやってみますか

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