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事業で後悔しないために失敗例を学ぶ
どうも、合同会社Celalinkの代表をやっているヤナイ( @yusuke_celalink )です。
これからフリーランスや起業をする人にとって一度は「失敗はしたくない」と思うでしょう。
失敗は恐れてはいけませんが、失敗しないように事前に準備することは可能です。
私も独立して丸4年が経とうとしていますが、様々な失敗をしてきました。
私と同じように1人で事業を始めることを考えている人に是非伝えたい「これだけは本当に注意した方が良い!」と思うものを5つ選んでみました。
「そんなこと当然!」と思っていても実際に事業を始めると想定通りにいかないことも多くあります。
今回は実際の失敗の体験談を書いていきます。
失敗例1:事務作業は後回しにしてはいけない!
多くの方が独立前のイメージとしては「会社員と同じように仕事に対して100%コミットすれば良い」と思っているかと思いますが、実は多くの失敗は「業務以外のこと」にあります。
私自身、結構面倒くさがりなのでどうしても面倒くさい事務作業は後回しにしてしまうことが多くあります。
例えばフリーランスであれば確定申告の準備や、法人であれば法人の確定申告や社会保険の支払いなどに多くの時間を費やすことになります。
フリーランスは法人に比べて作る書類も少なく、会計ソフトに入力していけば確定申告に必要な書類まで出力してくれます。
業種によりますが、私と同じようにIT業であれば入力する経費もかなり少ないという人も多くいらっしゃると思います。
しかし、確定申告が始まる1月などに一気にまとめてやろうとすると数日かかってしまうことがあります。
コツコツとこまめに事務作業をしておかないと確定申告前に本業をやってる暇がない!なんてことにもなりかねません。
法人の場合はフリーランスよりも遥かに多い書類を作成する必要があります。
そしてどの書類も素人が作るには難易度が高いものが多いです。
私の場合は法人になってから税理士の先生に会計の面倒を見てもらうようにしました。
もちろんお金は発生しますが、自社で経理担当を雇うよりは大幅に安いですし、税理士への報酬も経費となります。
日々の煩わしさを解消する点でも税理士の先生へお願いして良かったと感じています。
フリーランスの方はアルバイトなど使わなければ一人でもできる範囲ですので勉強の意味でも一人でやってみると良いでしょう。
失敗例2:ネット銀行だけでなく、信用金庫や地方銀行などのリアル店舗でも口座を持つべし!
私はフリーランス時代はネット銀行のみを利用していました。
助成金などを使わない前提であればネット銀行でも不自由はないのですが、新型コロナウィルスの流行で事業ができなかった時期を経験されている人も多いと思います。
会社員であれば会社がある程度、給料の保証をしてくていたと思います。
しかし独立したら誰も保証はしてくれません。
いざ、融資や助成金を使ってみようと思っても、融資や助成金の振込にネット銀行は使えません。
どうしてもリアル店舗のある銀行が必要になります。
私は法人のタイミングで、法人で融資を受けてみる経験もした方が良いと考えたのですが、口座開設にかなり手間取ってしまいました。
詳細についてはこちらの記事も参考にしてみてください。
初めての融資(日本政策金融公庫)〜銀行口座開設編〜 | とりあえず社長でもやってみますか
何時・何処で・どんな状況になるかなんて未来は誰にもわかりません。
悪い状況というのはある日突然やってきます。
不測の事態に備えて余裕がある時こそ準備しておくと良いでしょう。
ちなみに法人を設立する場合、社会保険料を毎月支払うことになりますが、こちらの自動引落もネット銀行は対応しておらず、納付書で毎月の支払いが必要になります。
これも面倒くさいので極力ネット銀行以外にも口座を持っていると良いと思います。
失敗例3:知り合い価格はつけてはいけない!
独立すると様々な仕事を受注する機会が増えてくると思いますが、知り合い価格を付けることは止めた方が良いでしょう。
一度価格を下げてしまうと上げることは難しいですし、知り合いから紹介してらったクライアントから更に別のクライアントと増えていくケースもあります。
この時に価格差があると自分が管理するのも大変になりますし、ポロッと誰かが価格差があることを漏らしてしまった場合にトラブルに繋がっていくケースもあります。
特にIT業界であるデザイナーやエンジニアは「これって簡単でしょ?」みたいに軽い感じで依頼されることも多々あると思います。(これ本当によく言われます、、、、)
デザイナーであればデザインのパターンをいくつか出したり、エンジニアであれば環境を整えてソースコードを調べるなど成果物を完成させるために「簡単ではない」作業が沢山あるかと思います。
私の経験上、費用に見合わない作業はモチベーションの低下にも繋がりますし、精神衛生上よろしくないのでしっかりと正規の料金でやりとりするようにしましょう。
正規の料金をもらって「値引きはできないけど友人の頼みだからこそいつも以上に品質の高いものを作ろう」という考えの方が仕事も人付き合いも上手くいきます。
失敗例4:仕事を1本で勝負し続ける
エンジニアだと週5で常駐案件というのが基本的な働き方になる人も多いのではないでしょうか?(コロナ禍でリモートワークになった人も多いかもしれませんが)
決して悪いことではないのですが、可能であれば週2,3日の案件を2つ持つとか、副業的にもう一つ作業負荷の少ない仕事を受注しておくことをおすすめ致します。
私自身、仕事を1本で勝負していたのでコロナウィルスの影響で売上が0円になる月も発生してしまいました。
昨今のコロナウィルスを始め、日本では地震や台風など天災の被害も受けやすい国です。
思いもよらぬことが発生したことで予算が取れずに契約が終了ケースもよくあります。
また景気も良い時と悪い時を繰り返すもので、今は良くてもまた悪い方向へ進むこともあります。
どのような状況であれ、事業に空白期間ができれば売上は0円になってしまいます。
こういった状況を避けるため、可能であれば2つ以上の仕事を常に持っておくと良いでしょう。
私は使ったことがないのですが、クラウドワークスやココナラといった比較的規模の小さい仕事をアウトソーシングしているサイトもあります。
このようなサイトを使ってみるの参考にしてみてください。
失敗例5:話す相手がいない
組織のしがらみや、人とコミュニケーションを取るのが嫌になって独立を考える人も多いのではないでしょうか?
もしも、そのような考えを持っている人は一旦冷静になって考え直してみてください。
独立したら営業活動から納品まで一人だけで完結できることはほとんど無いと言っていいでしょう。
しかし、それでも「話す相手がいない」という状況が失敗例に入っているのはどういうことでしょう?
これは良くも悪くも独立したら決定権はすべて自分自身にあります。
重大な決定をする際に「本当にこれで良いのか?」と頭をよぎる場面に多く直面することになります。
決めるのはあなた自身なので誰にも話さずに決めても何の問題もありませんが、家族でも友人でも恋人でもSNSの人でも良いので一度誰かに「やりたいことを説明してみる」ことは非常に大切だと思っています。
業種が違う人ほど良いと思います。
フリーランスで独立したばかりの時期はよく一人でささっと決めて色々チャレンジしましたが、反省することが多いことが多く、誰かに話しておけば良かったと思うことが多々ありました。
人は不思議と喋ってる間に自分で間違いに気付くこともありますし、質問されて間違いに気付くこともあります。
何でも決めれる自由な立場だからこそ誰かに一度話してみるというのは失敗を防ぐ有効な手段だと考えています。
最近は家族や友人など親身に聞いてくれる人も増えたので以前よりは慎重に物事を進めることができています。
まとめ
今回は下記の5つの失敗例を紹介しました。
これから事業を始めようとしている人や、事業を始めたばかりの人の参考になれば幸いです。
- 事務作業は後回しにしてはいけない!
- ネット銀行だけでなく、信用金庫や地方銀行などのリアル店舗でも口座を持つべし!
- 知り合い価格はつけてはいけない!
- 仕事を1本で勝負し続ける
- 話す相手がいない
今回の記事はフリーランスや1人会社のように事業を1人で行っている人向けの記事なので、すでに複数人で活動されえちる人や、複数人でこれから事業を始めようとしている方はまた別の問題があると思います。
複数人で事業する上での反省点は今後知り合いの社長さんなどにヒアリングしながら記事を作っていければと思います!
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