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独立するのにベストタイミングを知る
どうも、合同会社Celalinkの代表をやっているヤナイ( @yusuke_celalink )です。
世の中には様々な理由で独立する人がいます。
今独立するつもりがなくても、将来的に独立する人もいるでしょう。
昨今フリーランスという働き方は知名度も上がり、フリーランス人口も増えてきています。
2018年の資料ですが、厚生労働省が出しているフリーランス白書を見てみると日本では1000万人を超える人がフリーランスとして活躍されているそうです。
フリーランスに興味を持っていて独立を考えている人は是非読んでみてください。
【フリーランス白書 2018】
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12602000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Roudouseisakutantou/0000189092_2.pdf
独立するということは自分で事業を開始するということです。
私が独立して数年が経ってみてわかった理想の独立タイミングを書いていこうと思います。
計画的に独立を考えている人だけでなく、突然独立することになってしまった人に向けても記事を書いています。
独立する人が増える時期は世の中が混乱している時が多い
「独立するつもりなんてまったくなかったのに、ある日突然独立しなければいけない状況になった」なんて嘘みたいで本当にある話があります。
ほとんどの理由は所属会社の倒産です。
会社は倒産してしまうけど、取引先が君と仕事を続けたいんだけど」と話を持ってくるケースが多いようです。
私の周りにはいないのですが、少人数の会社で後継者がいない状態で経営者が体調を崩して、後継者に指名するなんてこともあると思います。
ちょっと独立という意味とは違いますが、フリーランスという意味では最近流行りのUber Eatsの販売員になる時も業務委託契約になるので形だけ見ると自分がデリバリー事業をやっていることになります。
どのような理由であれ、突発的に独立することになるケースもあるということは頭の片隅に置いておいたほうが良いと思います。
しかし、突発的に独立することになるケースに関しては事業開始の事前準備がほとんどなく始めることができることが多いです。
先程例に上げた会社が倒産したケースも会社の後継者になった場合も今までの資産を利用できるケースが多いため、新しい事業への理解を深めたりする時間をショートカットできる大きなメリットがあります。
またUber Eatsのように元手をほとんど必要としないものもあります。
私自身もそうですがITエンジニアはパソコン1台とネット環境さえあれば簡単に始められるような職種もあります。
以上のように突発的に独立することになってしまった人も慌てずまずは事業を安定させるために確実にお金を稼げる方向へ舵を取るのが最初のスタートになります。
また新型コロナウィルスのように世界中が混乱している中だと、新しいビジネスチャンスを見つけられる人も数多くいます。
こうした背景から実は世の中が平和で安定している時よりも辛い時期の方が独立する人は多いです。
フリーランスとして独立する場合の理想の開始タイミング
将来的に起業して会社を設立したいけど、まずはお試し感覚で独立したい人はまずフリーランスとして活動するお良いでしょう。
フリーランスになること自体は非常に簡単です。
必要な書類を書いて提出すれば良いだけです。資本金も何も必要ありません。
注意しなければいけないのは確定申告のタイミングだけです。
つまりフリーランスとして開始するタイミングとしてはいつでも良いと思っています。
しかし、可能であれば副業である程度安定した収入が入るようになってから独立した方が良いと思います。
私の場合、エンジニアという職業柄なのか独立してすぐに色々と仕事を紹介してもらえたのでよかったのですが、お金の不安は常に付きまといます。
仕事が切れる不安ももちろんありますし、自分が体調を崩したらと思う不安もあります。
会社員をしながら副業でどっちが稼げるか、そして確定申告がちゃんと出来るのかなど1年くらいかけて検証してからフリーランスとして独立するのも遅くないと感じています。
ライフワークバランスは確かにフリーランスの方が融通が聞きますし、どれくらい稼げるかは仕事次第なので目先の利益だけで独立するよりは計画的に進めていくことをおすすめします。
会社を設立して独立する場合
会社設立は一般的な独立のイメージで最初に思いつくことではないかと思います。
独立するにあたってフリーランスではなく会社設立を考えている人は事前に準備することが多いです。
法人用の印鑑も必要ですし(脱ハンコ文化の流れがあるので将来的には不要になるかもしれませんね)、資本金の準備も必要ですし、名刺の発注から登記の準備、法人の銀行口座と準備することが沢山あります。
私の場合はフリーランスからの法人成りなので仕事の合間を縫って準備を進めました。
また登記する際に法務局へ行ったりする必要があるのですが、法務局も平日しかやっていません。
フリーランスを始めるよりもかなり大変でした。
いつ決算の時期にするのか、役員の報酬はいくらにすればいいのかなども事前に考えておく必要があります。
法人の決算はフリーランスの確定申告よりもはるかに難易度が高いので税理士さんにお願いした方が良いです。
こういった準備が沢山あるので法人として独立する場合は、会社を辞めてからやるのではなく本業を進めながら独立の手続きをする必要があります。
理想のタイミングとしては独立を決意してから2〜3ヶ月は準備に費やしてから進める方が良いと思います。
資金提供を考えている人はもっと前から準備ができるのがベストです。
法人設立直後は創業に関する融資も多く存在しているので調べてみると条件に合う融資があると思います。
しかし、こちらも準備に非常に時間がかかります。
会社は一人でも設立できるのですが、理想としては2〜3人くらいで創業できる方が良いと思います。
フリーランスの所でも書きましたが、自分が倒れてしまうと事業が止まってしまいます。
法人の場合はフリーランスよりも会計も大変になりますし、株式会社の場合は自分が倒れても株主総会の報告書なども作成する必要が出てきます。
私は2期目が終わろうとしていますが、未だに一人で会社を経営しているので様々なタイミングで「誰かと一緒に立ち上がれればよかった」と思うことが多くあります。
将来的にプレイヤーではなくマネジメント専門で動けるようにならないと必ず限界が来ると感じています。
一人会社として迎えた「新型コロナウィルス」の驚異が流行している今の率直な気持ちとしては「自分の分だけ稼げれば生き抜ける」という気持ちと「人がいないのにやらなきゃいけないことが増えて辛い」の2つがあります。
ここでいう「やらなきゃいけないこと」は持続化給付金などの助成金の手続きや、仕事が切れないようにするための営業活動です。
独立と聞くと自由でキラキラとした華やかしいイメージがあるかもしれませんが、実体はかなり泥臭い事が多いです。
それでも会社設立をして独立したい人は以下のポイントを忘れずに頂ければ幸いです。
- 会社設立の準備は入念に行う
- 独立前に準備は終わらせ、会社設立が完了したら本格的に自分の事業に専念する
- 可能であれば将来的に事業を一緒にやりたい仲間を見つける
- どんな納税の種類があるのか、いつ払うのかなど会社でまとまったお金が出るタイミングを調べてスケジュールを作っておく
この点がしっかり準備できていれば独立しても良いと思います。
どんなに準備しても予定通りに行かないことが事業の醍醐味ということもありますからね。
ちなみにエンジニアで独自サービスを作りたい人で独立してからサービスを作ろうという人もいますが、そのサービスが本当に求められているのかも運用してみないとわかりません。
作ったのにお金にならない、、、、とならないように独立前にある程度作り込んでβ版としてリリースしてどれだけユーザーが来るのか手応えを得てから独立の準備をしましょう。
(私も長いこと作れていません。本当に難しいです、、、、)
まとめ
以上をまとめると以下のようになります。
なぜ世の中が混乱している時ほど独立する人が多いのか
- 勤め先が無くなるので独立せざるを得なくなる
- 世の中の混乱からヒントを得て新しい事業のアイディアが生まれやすい
フリーランスとして独立するタイミング
- フリーランスは好きな時に初めても大丈夫
- フリーランス1本で活動するためにはしっかり成果が出るようになってから!(業種によって一概には言えませんが)
- 可能であれば資金に余裕はもたせてから独立する
会社設立して独立するタイミング
- 事前準備がしっかりできてから独立する
- 会社で必要な事務作業やお金の流れはしっかり勉強しておく
- 可能であれば仲間を見つけてから独立した方が良い
もし独立を考えていてもっと色々聞いてみたい方はTwitterでコメント頂ければ応えられる範囲で回答しますのでお気軽にお声かけください。
独立を考えている人の参考になれば幸いです!
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