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多くの人が感じるスキル不足。実際はスキルがだけでフリーランスはやっていけない
※本記事は2017年11月25日に投稿した「エンジニアのフリーランスの敷居は高いのか?実際に活動して思うこと」を再編集したものになります。
どうも、合同会社Celalinkの代表をやっているヤナイ(@yusuke_celalink)です。
「フリーランスに興味はあるけど自分のスキルに自信がない」
「フリーランスって高い技術力を持ってないとできないでしょ」
フリーランスに興味は持っているけど、上記のようにスキルに関する悩みから踏み出せない人が
多くいます。
そもそもエンジニアのスキルって何をもって測るのでしょうか?
既に会社員として数年エンジニアをやったことある人は毎日仕事で「すごい技術」を求められているのでしょうか?
結論だけ書くと
『求められるのはすごい技術よりも保守性に優れた誰でも読めるプログラム』
『業務を円滑に進められる必要最低限のコミュニケーション能力』
があれば十分です。
もちろんエンジニアとしてのスキルが高いに越したことはありません。
フリーランスになったら会社員時代よりも勉強しなければいけないかもしれません。
仕事を引き受ける際に自分の得意分野や、相手の業務レベルとマッチするかを見極める能力の方が
エンジニアのスキルよりも重要かもしれません。
今回は人からよく聞かれる「フリーランスになることへの不安」をテーマ別に実体験から感じたことを
書いていこうと思います。
フリーランスに憧れるけどエンジニアとしてスキル不足を感じている
これが圧倒的に一番よく耳にする内容ですね。
先程も書きましたが、実際にエンジニアとして仕事をしていて、あなたの周りに映画で見るような
スーパーハッカーのみたいなすごい人はいるでしょうか?
実際本当にすごい人もいるのですが、技術が好きな人は逆にフリーランスのように事務作業とか
面倒くさい手続きが増えるのを嫌がる人も多いです。
私自信も決してエンジニアとしてのスキルが高いわけではありません。
普通に会社員でやってた頃のことができれば問題なく仕事することができます。
特にシステムエンジニアで働いている人は大多数の方が多かれ少なかれチームでお仕事をしていると思います。
あなたがチームリーダーの立場を想像してみてください。
Aさんは非常に技術力が高いんだけど、協調性が低くてコミュニケーション能力も低い
Bさんは技術は人並みだけど、自分自信でよく調べてくれて、チーム全体も盛り上げてくれる
どちらが長く一緒に働きたいと思うでしょうか?
もちろんベストは「技術もあってコミュニケーションも完璧!」だと思いますけどね。
フリーランスになると税金の支払いとか会計作業に自信がない
最近ではクラウド会計も盛り上がっていて、マネーフォワードやfreeeなどの会社が
個人事業主向けの会計ソフトを提供しています。
特にITエンジニアだと普段ほとんど経費として計上する買い物をすることは少ないと思います。
私は月1回30分〜1時間程度で入力できるほどの量でしかありません。
事業用のクレジットカード準備すれば、会計ソフトと連動することで自動的に会計を入力してくれます。
同じIT業界にいる立場で言うのもあれですけど、ほんと便利なシステム作ってくれてありがとうございます!といった感じです。
どちらかと言うと書類の管理の方がめんどくさいかもしれませんね。
領収書など確定申告で使う書類は原則7年間です。
空き缶などに適当に詰め込むだけで良いと言えばそうなんですけど。無くさないかなぁとか色々心配になります。
あとは売上毎に請求書とかも作ったり保管したりと。
仕事を複数抱えると売上の仕訳も増えていくので必然的に会計処理も増えいていくので、
細かい作業が好きな人ほど向いてるかもしれません。
だがButしかし!!!
お金はかかりますけど、税理士さんに丸投げしちゃうとか(おすすめはしません)
確定申告の時期だけバイトを雇ってお手伝いしてもらうとか方法はいくらでもあるんですよ。
「個人事業主 = なんでもかんでも一人でやらなきゃいけない」って思い込みがかなり根強い印象を受けてます。
結婚してる方は奥様が経理担当なんて話も普通に聞きますしね。
仕事にありつける自信がない
IT業界に特化した話になってしまいますが、フリーランス向けに営業してくれる会社が存在します。
実際に私が法人化した後も引き続き、外部の案件紹介サービスを継続して利用しています。
私も独立を考え始めた当初は、仕事にありつける自信が無く、一番心配していたことでした。
多くの方がフリーランスになるのに一番頭を悩まされる所では無いでしょうか。
エンジニアが一度は絶対考える「あー、なんか活気的なサービスでもひらめかないかなぁ」っていうアレ
私も毎日思ってます(笑)
自社サービス作ってそれが軌道にのってくれれば現場とか行かずにそれを絶やさないように必死になりますからね。
仕事がしっかり見つかるか不安だったりする場合は、最初から期間を決めてフリーランスになってみるのも
1つの選択肢だと考えています。
1年やってまだできそうならもう一年、更にできそうなら一年、と経験を重ねてまた会社員に戻るのも良しかと思います。
私も常々、明日には仕事がないかもというビビってるのが正直な所です。
2020年4月、世間はまさにコロナウィルスにやられている現状でまさに私も一時的に案件が無くなってしまいました。
なんとか無事に乗り切れる見込みがありますが、一番胃が痛い状況です(涙)
フリーランスって何ができないの?
生活面で言えばそこまで会社員とフリーランスで大きな違いはないと考えています。
どちらかと言うとフリーランスの方が会社員よりやること増えてるじゃん!っていう気持ちの方が少し大きい気がします。
フリーランスって割りと自由でなんでも出来そうだけど何ができないのか考えてみました。
- クレジットカードが作りにくい(審査が通りにくい)
- 住宅ローンの審査が通りにくい
あれ、これくらいしか実際に困ってないですね・・・・
クレジットカードとか住宅ローンの審査が通りにくいということは昔からよく言われていました。
しかし、これも時代が進んで昔よりも少しずつ緩和しているとのことです。
今の時代、学生や主婦の方でもクレジットカードを作れますからね。
私の場合、クレジットカードは会社員の頃に既に持っていましたし、まだまだ家を買う予定もありません。
フリーランスになってから生命保険に加入しましたが、こちらは何の問題もありませんでした。
あとは社会保険から国民保険に切り替わっても保険証が変わっただけで病院は今まで通りですね。
フリーランスになったからと言って会社員のころに出来たことができなくなることはありません。
あと気になる事と言えば、お子さんがいる家庭でこれから保育園に入れたいと思っている家庭はどうなんでしょうか?
これはぜひ小さいお子様がいてフリーランスになった方のお話を聞いてみたいところです!
インタビューさせてくれる方はご一報ください♪
まとめ
ちょっと後半の方は話がすり替わってしまった感が否めませんが、
タイトルに書いた「スキルなしでIT業フリーランスに挑戦は無謀なのか?」と言う点に関して言えば
Noです
ただし最低でも3年くらいは会社員でエンジニアとしての基礎を作ってからという前提が必要ですが。
フリーランスになったら手取り足取り教えてくれる人はかなり少なくなりますし、
フリーランスになったあなたを育てるよりは社員の教育に時間をかけます。
あなたが家事のお手伝いさん雇って使えなかったら契約終了しますよね?
それと同じことだと考えていただければ理解しやすいと思います。
その他にも記事の後半に書いたとおり、
会社員とフリーランスでできないことに差は特に感じませんでした。
仕事が定期的に受けれるかという部分以外は会社員と大きな違いですが、
それがフリーランスの醍醐味でもあり運命ですからね!
雑務めんどくさいなー、税金って高いなーとか、そういった部分は確かに大きくあるのですが、
日々の生活はそこまで会社員と変わらずに過ごしています。
完全に自宅で作業されている方や、事務所を持って仕事をされてる方、飲食店などのお店を始めた
個人事業の方などは生活スタイルは大きく変わるかもしれませんね。
ただ、今回の記事で取り上げた観点で見るとどれも同じじゃないでしょうか。
会社員もフリーランスもどっちもメリット・デメリットあるのは間違いないですが、昔より敷居は低くなってますし、
実際私も経験してみて思っているより敷居が高いものです。
今後も働き方改革の一環として国の制度も変わっていくと思うので、
フリーランスにならずともフリーランスがどういう働き方をしてどういう生活をしているのか理解すると
面白いかもしれませんね。
もっと色々とフリーランスになることに関して話を聞きたい方はTwitterからご連絡いただければ
相談にのりますのでお気軽にご連絡ください!
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