従業員の働き方をより快適にするテレワーク導入のすすめ

強く良い組織を作るために
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働き方改革や新型コロナウィルスの影響で積極的にテレワークを導入する会社が急増中!

※本記事は2018年8月30日に投稿した「エンジニアだしテレワークがしたい!テレワーク導入のすすめ」を再編集したものになります。

どうも、合同会社Celalinkの代表をやっているヤナイ(@yusuke_celalink)です。


2020/04/11 追記
記事を書いた当時と違い、現在は新型コロナウィルスの影響でテレワークをしている方は多いと思います。
テレワークの働き方を参考にしたい人にも読んでもらうため、内容を全業種対応に書き換えましたので参考にしていただければと思います。


新型コロナウィルスの影響からIT業界以外の業種でも多くの企業がテレワークを導入したようですね。
少し前まではテレワークにはエンジニアに適している制度だと感じている人が多かったかと思います。

今後、新型コロナウィルスの影響が落ち着いてからも働き方改革を通してテレワーク制度が残り広まっていくと良いですね。

本記事を書いた当時では、働き方改革という言葉もまだ無くて、エンジニアの働き方としてフリーランスのエンジニアがリモートワークを必須の条件で出して働いている人も多くいました。

今回は既に多くの方がテレワークを開始していると思いますが、テレワークについて解説していこうと思います!

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テレワークってそもそも何??

総務省では以下の定義をテレワークとしています。

テレワークとは、ICT(情報通信技術)を活用した、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方です。

自宅で作業をする「在宅ワーク」、会社など特定の施設に依存せずにいつでも、どこでも仕事ができる「モバイルワーク」、サテライトオフィスなどを利用した「施設利用型勤務など」があります。

一般的には在宅ワークやモバイルワークに属した働き方をしている人が多いのではないでしょうか。

モバイルワークではよく有名コーヒーチェーン店や電車の中でパソコンを広げて作業している人が印象的ではないでしょうか?

テレワークのメリット

こちらも総務省が定義しています。

  • 少子高齢化対策の推進
  • ワーク・ライフ・バランスの実現
  • 地域活性化の推進
  • 環境負荷軽減
  • 有能・多様な人材の確保生産性の向上
  • 営業効率の向上・顧客満足度の向上
  • コスト削減
  • 非常災害時の事業継続

多くの方が実感できるメリットとしては「ワーク・ライフ・バランスの実現」だと思います。

在宅で仕事ができれば満員電車のストレスから開放されたり、小さいお子さんや介護が必要な高齢者が家にいる場合は面倒を見ながら働くことができます。

またコスト削減としては、交通費の削減や、オフィスの維持コスト(電気代など)の削減にも繋がります。

テレワークのデメリット

デメリットに関しては特に総務省も発表していないので、個人的な感想になります。

テレワークのデメリットは全員に当てはまるわけではないので参考までにしていただければと思います。

  • 家で作業できるスペースがない
  • プライベートと仕事の境目がなくなる(残業の概念がなくなる)
  • リモートワークだと仕事の評価がしにくい
  • セキュリティ的に不安がある

などの理由があります。

実際にリモートワークをするにあたって、家族が家にいると集中できないと言う声を聞きます。
新型コロナウィルスで自粛が求められなかったら「毎日家にいないでちゃんと外で働いて!」なんて配偶者の方に言われる人もいるかもしれませんね(笑)

家だとテレビやゲームやら本やら色々な誘惑と戦うことになる人もいるのでは?

次にプライベートと仕事の境目がなくなるという点では、子供の世話や両親の介護などしながら仕事している人にとっては仕事より家庭の方が作業が優先になるため、結局遅い時間に集中して作業することになる人もいます。

あとは残業の面で見ても、出退勤のルールがしっかり決まっていないとついつい残業時間まで働いてしまうこともあります。
また、他の人から見えない状態なので他の人から「本当に残業しているのか?」と思われる可能性もあります。

会社によってはリモートワーク中は残業禁止というルールのところもあります。
残業代で稼いでる人にとってはテレワークはマイナスかもしれませんね。
まぁ残業代で稼がなきゃいけない状況の方が精神衛生上は好ましくないと思いますが・・・

次に在宅ワークの人の評価がしずらいという点については、中間管理職などで部下の評価をする場合に感じることかと思います。
成果物が目に見えてわかる仕事の場合は、できあがった成果物から評価すればいいのですが、成果物がない(あるけど短期スパンだとわかりにくい)仕事の場合はチーム内での短期目標などを別途決めて評価できる指標がないと公平な評価ができなくなる可能性があります。

また会社の評価制度の中に仕事以外の面での評価を設けている場合は、リモートワークにすることで見えなくなる部分があるので要注意です。
例えばコミュニケーション面だったり、勤務態度を評価指標にいれている企業もあるのではないでしょうか?
リモートワークをすることで給与やボーナスの査定に影響を与えるべきではないので、しっかり考慮する必要があります。

最後にセキュリティ面です。
テレワークを実施すると成果物や資料のやりとりをするのにGoogle Driveを使ったり、チャットツールを導入したりします。

インターネットを介して色々なものを取扱う必要が出てくるので社内のセキュリティで十分にテレワークが可能か検討する必要があります。
社内の環境にアクセスするのにVPNを設定したりテレワークをするに当たっての準備コストが必要になってきます。

個人情報をとり扱う企業の場合はよりセキュリティに注意する必要があります。

実際にテレワークをするに当たって導入すべきもの

コミュニケーションツール

SlackやChatworkのようなチャットを導入することでスムーズにやりとりすることが可能です。
ファイルの送受信も可能です。
メールよりも高速でコミュニケーションが取れることが大きなメリットになります。

ビデオチャット

skypeやGoogle Meets(旧:Hangout)のような音声でやりとりできるツールがあれば会議などができます。
最近ではビデオ会議のZoomというツールなんかも人気がありますが、セキュリティの問題が発生していたりするので、最新の情報を取得しながら検討してみると良いでしょう。

チャットだけだと説明しにくい場合はビデオチャットで画面を共有しながら話をすると円滑に作業を進めることができます。
上記で記載したコミュニケーションツール自体にも少人数でのビデオ通話機能がついているので、少人数のやりとりの場合はコミュニケーションツールだけ準備できていれば問題ないかと思います。

GitHub

エンジニア限定になりますが、ソースはすべてGitHubで管理することでバージョン管理やレビューをスムーズに行えます。

Google Drive

Googleが提供するオンラインストレージです。
ファイルの共有などウェブ上で行えるため便利です。共有相手を限定することも可能です。
Google Driveだけでなく、マイクロソフトのOfficeシリーズに該当するドキュメントやスプレッドなどもオンライン上で複数人同時に操作できたりするので非常に便利です。

その他

新型コロナウィルスで自宅作業をしている期間が終わり、通常業務に戻ってからもリモートワーク制度を利用する場合は、1ヶ月の最低出社日を設けたり、一週間のうちテレワーク可能の日を定めたりとルールを設けることでよりテレワークの良い所が発揮されます。

テレワークはあくまでビジネスを円滑に進めるための仕組みなので、逆に作業効率が悪くなるようであればテレワークのやり方を見直したり、廃止したりしなければいけなくなります。

総務省のサイトにもテレワークについて書いてあるので参考にしてみてください!

総務省|テレワークの推進|テレワークの意義・効果

テレワークの導入率についてはこちらの記事も参考にしてみてください♪

https://boxil.jp/beyond/a4800/
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とりあえず社長でもやってみますか

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